
マガジンポケット10周年、誠におめでとうございます!
『少年マガジン』は、私の人生を語る上で絶対に欠かすことのできないコンテンツと言えるでしょう。声優として、これまで数多くの作品で、かけがえのないご縁をいただいてきました。
たくさんの思い出がありますが、なかでも印象深いのが『進撃の巨人』最終話掲載号。先の展開を知らされずに演じてきたエレンは、果たして、諫山先生の思い描くエレン像とズレがなかったのか?間違いないと確信しつつも、どこか不安な気持ちを抱えていたのも事実でした。その真偽を確かめるため、日付が変わり、発売日になると同時にマガポケでダウンロードし──慎重に、丁寧に、画面をスワイプ。逸る気持ちを抑えつつ、ページをめくったことを覚えています。そして、思わず溢れ出た安堵の涙。一生、忘れられない思い出です。
加えて、昨年には【そよぎフラクタル】プロデューサーとして、漫画『性悪男とAIのセオリー』掲載という形でも、ご一緒させていただくことができました。その際には、声優とはまた違った角度から、モノづくりの面白さと尊さを教えていただけたように感じています。
数々の貴重な出会いを与えてくれたマガポケには、感謝の気持ちしかありません。これからも誰かの日常にそっと寄り添い、時には笑わせ、時には涙させ、エンタメという絶対的平和なエネルギーでもって、世界中に幸せを届けていってくれると信じています。私も表現者の端くれとして、少しでもそのお手伝いができるよう尽力いたします!
あらためまして…この度は10周年、本当におめでとうございます!マガポケの益々の発展を心よりお祈りしております!!